ちょっと変わったホステルヴィレッジ

Posted by share-house-manual-s | Posted in おもしろ宿

ここでシェアハウスとはちょっと違う、変わった宿をひとつご紹介したいと思います。
その名は『横浜ホステルヴィレッジ』。
http://yokohama.hostelvillage.com/ja/index.phpみなさんは「寄せ場」という言葉をご存じでしょうか。
ドヤ街、という言葉のほうがもしかしたら、一般的かもしれませんね。
寄せ場というのは日雇労働者が集まっている街のことを指します。
ドヤというのは宿を反対に読んだもので宿と呼べるようなものではないという皮肉から
こう呼ばれるようになったという説もあります。

大坂の釜が崎、東京の山谷にならぶ日本の三大寄せ場として知られる横浜の寿町にこの横浜ホステルヴィレッジがあります。
寿町には寄せ場として知られる他の町と同様、日雇いで懸命に働いてる者のための簡易宿泊施設がたくさんありました。
現在でも100軒をかるく超えてしまうほどの宿泊施設があると言われています。
その寿町で始まったこのプロジェクトのモットーは「寿町『ドヤ』から『ヤド』へ」。
街のイメージアップと活性化をはかるため、
簡易宿泊所を改装・改良してバックパッカーなど世界中からの旅行者を受け入れているのです。

場所はJR石川町駅北改札からとぼとぼと歩いてみて4分。
中華街、元町、みなとみらいや野毛といった横浜の観光地をめぐる拠点にするのにぴったりの場所です。
一番小さな3畳のお部屋なら1泊3000円という破格値。
帰ったら寝るだけという出張者の利用も多いのだとか。
4畳半のトイレ・シャワーがついている部屋でも1泊3400円、キッチン付きでも
3800円という価格は他では考えられないリーズナブルさです。

利用者は世界中からのバックパッカー、
日本語学校に短期間通うために来日した外国人留学生、就職活動中の大学生などさまざま。
フロントにはラウンジがあって宿泊者の交流の場となっています。
カフェ機能もある広めのラウンジスペースでは誕生日会や英会話教室が開催されたりしています。
その雰囲気はちょっと外国のユースホステルに似ているような気がします。
こうして日本中、世界中から人が集まることによって街に活気が戻り、
雇用を生み出すことによって街の住民にも働く喜び、生きる喜びを得てもらおうというのもこのプロジェクトの目的の一つです。

街にはかつての日雇いで懸命に働いている者のかたがたが今では生活保護をもらってその中で生活しています。
物珍しさから観光客などが彼らの写真を撮ったりすることもあるそうです。
誰でも生活している場でいきなり写真を撮られたりしたら嫌ですよね?
住民に対するほんの少しのリスペクトさえあれば、この寿町は決して危険な街ではありません。
近くには生活保護をせざるおえないのにそれが受け入れてもらえず、職も見つけられないという生活者への支援を行っている、
「さなぎの食堂」という格安で美味しい、ボリュームのある食事ができる食堂もあります。
http://www.sanagitachi.com/sanagikitchen.html宿泊施設に泊まったり、
食堂を利用することで間接的・直接的に社会貢献ができる。
そんな宿があるということも、みなさんに知っておいていただけたらなと思います。